相手の能力の無さを否定せず、良い部分を見つける習慣を。それだけで相手の価値観に新しい影響を与えていく。
”お前はほんと駄目だな”
こんな感じで身近な人に何かを否定されると、自分は能力が無いんだなと
ついつい思い込んでしまう。
これは幼い頃であればあるほど、より顕著だと思う。
誰かの言葉に大きな影響を受け、自我を形成していく。
けれど逆に誰かの言葉によって能力を伸ばす為に努力したり、
自分の可能性を信じることができたりもする。
たとえば自分は幼い頃、親によくこんなことを言われてた。
”あんたはこういうところが凄い”
少し自分の両親に触れると、父は野球部で県内の強豪校のキャプテン、
母もバドミントンで全国大会に出場するほどで2人とも運動神経は抜群。
けれど自分は残念なことに2人の運動神経は受け継がなかったようで
そこまで運動は得意とはいえない。だから部活でも失敗したり、
思うように結果を出せないことの連続。
ただ、それでもこの両親に否定されたことは一度も無かった。
これは当時は気づけなかったのだが、大人になった今は自分に
とって価値観を形成する上で大きかったなと思っている。
自分では自分の良い部分があまり分からなかったりするのだが
何度も何度も”こういう部分が凄い”というように伝えられると
実際にそうではなくても、そうなのかな?と思い始める。
そしてその良い部分を伸ばそうと努力もし始める。
このことからもし身近な人が自分は能力がないと悩んでいたら、
それを否定せず、その人の良い部分を伝えれるようにと思っている。
もしかしたらそのことによって、その人の価値観にとって
新しい影響を与え、背中を押す言葉になるかもしれないから。