『猿の惑星:新世紀(ライジング)』いかに仲間同士で同じ理想を見て共有することができるか
平日の雨の日の映画館は空いていて、ゆったりと映画鑑賞ができる。
ということで昨日は『猿の惑星:新世紀(ライジング)』を観てきた。
仲間同士のすれ違いでどんどん状況が悪い方へ崩れていく様子が描かれ、
一方でその最中に育まれていく絆を感じる映画。
この話は2匹の猿に大きくスポットが当てられていた気がする。
主人公のシーザーと仲間のコバ。
シーザーは知性豊かで常に仲間のことを思いやる力のあるリーダー。
そして人間から愛情を受けてきた過去もあり、人間との共存も考えていた。
一方でコバも力があり、仲間内でも大きな存在。
ただ、人間から過去に実験材料として傷つけられてきた過去があり
人との共存は考えず、憎しみしか持っていない。
シーザーの考えを受けいれることができないコバが起こした行動で
物語が急激に展開されていく...
シーザーもコバも過去の経験から考え方が全く反対。
見ている世界が大きく異なっているから、すれ違っていくばかり。
この映画を見ていて、どうしたら1つの集合体(チーム)が
お互いの世界を受け入れて、理想に進むことができるのかということを
考えさせられた。
どんなチームを作るにせよ、このように実力あるもの同士で
考えが異なりぶつかってしまうということは決して少なくないように思える。
けれど仲間同士で同じ理想が見えていない状態で
進んでしまうと、溝がどんどんできていき、崩れていってしまう。
この状況でできることはお互いが納得いき、折り合いが
つくところまで何度も話し合っていくしかないと思う。
ビジョンが異なる状態で進んでしまえば、それはいつか反動が来る。
僕たちも人間関係の中で生きている以上、チーム(集合体)で進んでいくという
ことは避けて通れない。
それは家族、友人、会社、プライベートなど至るところでチームがあると
思うが、大事なことは”いかに仲間同士で同じ理想を見て共有することができるか”
自分が目標に向かう時にも、仲間も同じ理想を見えているか
そのことをしっかり意識していく重要性を考えさせられた映画だった。