泥にまみれろよ。1人に断られたなら10人にチャレンジしてみる。10人に断られたなら100人にチャレンジしてみる。
”華麗な技をもつ河田は鯛。
お前に華麗なんて言葉が似合うと思うか。
おまえは鰈だ。
泥にまみれろよ。”
漫画スラムダンクの山王工業 対 湘北戦。
試合中、山王の河田選手というどんなプレーもそつなくこなす圧倒的な
プレーヤーと対峙し、精神的に追いやられていく湘北のキャプテン赤木選手。
自滅していきそうな彼に予選でぶつかったライバルの魚住選手が
試合中に背中を押す為に伝えたのが上記の言葉。
このシーンで言えば、「チームの頼れる仲間を信じて、
主役ではなくていいから、自分のできる動きをしろ」
というような意味で魚住選手は伝えていたと思う。
これは漫画ではあるけど、現実にもあてはまることが多々あること。
たとえば、僕らは自分よりも凄いと感じていたり上手くいっている人たちを見ると、
自分もできるのではないかと思い、同じような動きをしようとする。
けれどその凄い人ができるからといって自分にできると限らないし
むしろできないことのほうが多いと思う。
自分にないはずのものを、その場で無理やり創り出して
対抗しようとしたとしても綺麗に上手くいくことなんてめったに
ないだろう。
じゃあ、そんな僕らができることは何だろうか?
泥にまみれること。
おそらくこれこそが能力が劣っている自分たちが少しでもくらいついて
いく為にできることだ。
たとえば恋愛や営業でたとえるのなら
1人に断られたなら10人にチャレンジしてみる。
10人に断られたなら100人にチャレンジしてみる。
100人に断られたなら1000人にチャレンジしてみる。
これくらいの気概は必要だと思う。どんなに会話のテンプレートを
覚えたり、シミュレーションを綿密に立ててもほとんどのことは
その通りにいかない。
綺麗にやろうとしないこと。泥だらけになって初めて掴めるものがあるはず。