プロアーティストの正確な音程の歌より、素人が一生懸命歌った下手くそな歌のほうが胸を打つ時がある
不思議なもので上手くやろうと思えば思うほど
空回りしたり、動けなくなったりと、
かえって良くないほうに向かっていくことが多いように感じる。
けれど、今持っている力で下手くそでも
”一生懸命やろう”という時のほうが
結果的に上手くいくことも多いように感じるし、
後悔も少ない。
これは音楽にも似ている。
プロアーティストの正確な音程の歌は
上手いなと感じるし、聴き入ってしまう。
けれど素人が一生懸命歌った下手くそな歌のほうが
胸を打つ時がある
例でいうと結婚式なんかで、新郎新婦の為に友人が
一生懸命歌った時に、音程は外れているのに
グッと胸を掴まれてしまうというようなこと。
最近、自分は上手くやろうとしている。
そしてどこかでガムシャラさを忘れている。
恋愛や仕事、プライベートでもそう。
初めて街で女性に声をかけたとき。
初めて一緒に遊んだとき。
初めて相手に想いを伝えたとき。
初めて自分で仕事を始めたとき。
初めて仲間ができたとき。
様々な”初めて”の瞬間があった。
この時は何も経験がないから全てがガムシャラだった。
だからこそ、相手により伝わっていたのではないか。
今の自分には上手くやれるほどの技術はない。
だからもう一度原点に。
下手くそでも現実と向き合って一生懸命に。